2011/09/07

.museumというドメインが日本であまり見かけられない理由


独自ドメインを取得しようとあれこれ調べてみると、.museumu というドメインがあることを知った。そういえば日本の博物館、美術館ではあまり使用されていない。

.museumとは

.museumはスポンサードトップレベルドメイン(sTLD)の一つで、国際博物館会議 (ICOM)が定めたように博物館や、博物館の運営団体、博物館の職員個人のために使われるドメイン名である。J. Paul Getty Trustの連携によって、ICANNに新しいTLD設立を申請し、また新設が認可された場合のドメイン運営のために、ICOMはMuseum Domain Management Association (MuseDoma)を設立し、Cary Karpをトップに置いた。.museumドメインは2001年10月20日、初のスポンサードトップレベルドメインとしてDNSルートサーバに登録された。
このドメインが作り出された背景には、インターネットユーザーのために博物館が使う名前空間を確保することが有益だと考えられたためである。.museumドメインは博物館のサイトであるとすぐに分かるドメインである。
.museumの憲章にある登録条件に加えて、いくつかの名前(地名や一般名詞)では、それのサブドメインが割り当てられる。about.museumで解説されているように、国際化ドメイン名の登録も可能である。
登録は公認レジストラを通して行われる。
(出典:ウィキペディア)

日本国内のミュージアムでは、森美術館がドットミュージアムドメインを使用しているが、他にもあっただろうか。。。

http://www.mori.art.museum/

.museumとは、森美術館の使用例のとおり、美しいURLになるのだが、なぜ、日本のミュージアムは、.museumを使用しないのだろうか。

その理由は、やはり価格だろう。下記の通り、ウェブにかける費用としては、馬鹿にならない。

価格表
年数1年2年3年5年10年100年
登録料金-¥72,000¥108,000¥180,000¥360,000¥3,240,000
更新料金-¥72,000¥108,000¥180,000¥360,000¥3,240,000
  • 全て税込料金。
  • 複数年契約(2〜10年又は100年)も可能。

これからさらに、 Webの世界が発展してくる上で、ミュージアムが.museumのドメインを取得しておく必要がますます高まってくると思われるのだが。

このあたりの事情に、お詳しい方がいらっしゃれば是非ご教示ください。