東北大震災における福島第一原子力発電所の事故を受け、世の中では、再生可能エネルギーへの関心が高まっている。新しいエネルギー源の確保や実現可能性を追究せぬまま、反対者は、ただひたすら原発に対する怒りを投げ続けている。一方で、
ガソリンや軽油などの燃料を必要としない夢のようなエネルギー源の実現を真剣に考える人々も出てきたように見受けられる。その中でも、今回は、磁力式(マグネット式)エンジンについて、技術開発の現状、課題、等まとめてみたい。
◯特許申請された磁力式(マグネット式)エンジン技術:何故、人は特許を申請するのか。
磁力式エンジンに関する特許は、少し調べただけでも、複数上がってくる。
①【公開日】平成9年(1997)4月8日
永久磁石エンジン
【発明が解決しようとする課題】動力源として従来の材料を使用する事は、結果として公害や、産業廃棄物の増大を招き、深刻な社会問題化している。公害を起
こす燃料の消費に歯止めをかけ、産業廃棄物になる電池を含む材料依存の増大を防ぐ必要がある、又機械を可動させるまでの付帯設備も複雑多技にわたり、工費
に掛かる負担も見逃せない。本発明は永久磁石のみを動力源として使用することで、公害も出さず産業廃棄物を減少せしめ、工業用の機械のみならず、家庭用品
から玩具に至るまで、手軽に使用出来る動力源として、永久磁石エンジンを提供することを目的とする。
②【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【課題】二酸化炭素を排出せず放射能などの危険性がない発電システムを提供する。
【解決手段】磁力駆動エンジンは永久磁石の吸引力と反発力を用いて回転力を得て回転ローターを駆動し回転ローターを連続して回転させる事が出来る。このローター軸に発電機を接続し電力を得る。
③
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
マグネット式エコエンジン
【解決手段】本体に形成されたシリンダと、上部に永久磁石が取り付けられたピストンと、永久磁石が取り付けられた基盤がピストン上死点付近に設置されることにより、二磁極間に働く引力と斥力の連続する磁力作用により、ピストン運動をクランク軸により回転運動に変換させて動力を得るマグネット式エンジン。また、ピストン上死点付近に取り付けられた基盤の一端部と、クランク軸により回転運動に変換されたクランクシャフトの一端部がベルトなどで連結されることにより、動力の伝わりが循環的に行われるマグネット式エンジン。
参考URL
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日立が既に開発している、
永久磁石モーターという商品は屋内でしか使用できないようですが。
いやはや、磁力式エンジンが簡単にバイクや自動車、はたまた発電機に成り得るのでしょうか。素人にはよくわかりません。
(以下、提供:
ロケットニュース24)
人類がいつかは必ず完成させなければならない装置、それが永久機関である。
一度動き始めたら、永遠に動き続ける。燃料もいらないし、排気もない。永久機関が完成すれば、石油問題も電力問題も、エネルギー問題はすべて解決できるのだ。
そして今、海外サイトにアップされた永久機関に注目が集まっている。
構造はいたって単純だ。クレーン付きトラックの前面に、金属板を付ける。クレーンの先には強力な磁石をつける。これだけだ。どのように動くと考えられているのかは、もうお分かりだろう。
金属は磁石に吸い寄せられる。つまりトラックは磁石に近づこうとする。つまり走る! しかし磁石はいつまでも遠くにある。近づこうとする……走る! ――というワケだ。
果たして本当に動くのかは謎であるが、このような斬新なアイデアが永久機関への第一歩。磁力を完全に制したら、人類の未来は明るいだろう。